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雑記です。日常のこと、読書、子育て、考えたこと。

3月19日 春の訪れ

日々忙しくしていると、月日というものは、あっという間に過ぎ去ってしまう。季節の移り変わりを感じながら毎日を過ごすのが理想だが、実際にはそんな余裕もなく、昨日と今日、明日、そして来年へと途切れることなく続いていく。しかし昨日娘の卒園式を終え、やはり人生にはいくつもの区切りというものがあるのだと、当たり前のようだが実感している。私は過去を振り返るということは、あまり好きではない。振り返ったところで、どうせろくな思い出しかないからだ。過去のことを考える時間があるのなら、未来のことを考えたほうが建設的だと考えてきた。だが今40歳を越えて私にも一つの節目というものを迎えている気がしている。それは自分の人生において「量より質」にこだわりたいと考えるようになったことである。これまでは自分の人生一度きりなのだから、「やりたいことをできるだけやって死にたい」という気持ちだった。それが「今」という時間をより大切にするのと同様に、過去も大事にしたいという気持ちに変化してきたのだ。つまり、毎日を「丁寧に過ごしたい」ということだ。毎日を一生懸命過ごし、一区切りついたところで、落ち着いて自分を顧みる時間をつくる。その時間をつくることで自分の人生の「質」を高めることができないだろうか。もちろん忙しいことは悪いことではない。毎日が充実しているともいえる。しかしその中で周りに流されないで生きることは容易ではない。おそらく「時間を大切にする」ということは、その時間の中に多くのことを詰め込むのではなく、有意義に過ごすことだろう。たとえ何か国もの国々に旅行へ行ったとしても、自分に得るものがなければ意味がないだろう。そう考えると、やはり多くのことを成し遂げようとするのではなく、目の前の一つひとつに真剣に向き合うことが重要だろう。それがやがて積み重なっていくならば、それはきっと何らかの形で実を結ぶのではないか。このように考えるようになったのは私にとって大きな変化で、つくづく年を取ったなと思うのだが、決して寂しいことではないと思う。自分の中に新しい何かが生まれるのではないかという予感がするからだ。きっと春が近づいたせいだろう。